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ダイナミックレンジの増えた方向は、 ISO固定で考えると、明るい方だけと思っていいんではないかと思います。 もっとも、ハニカムという時点で、 既に暗い方には、他のよりは有利だったと思いますが‥‥。 で、結局S3プロでダイナミックレンジが増えたというのは、 リバーサルフィルム以下のラチチュードから、 少しだけネガに近づいたという事なんですが、 実はネガからプリントした場合でも、 ネガフィルムに納まっている全てのダイナミックレンジを、 プリントで表現出来る訳ではありません。 例えばダイナミックレンジを、こう表現してみましょう。 デジタルカメラ5 リバーサルフィルム6 S3プロ8 ネガ10 でもプリントすると、デジカメ、リバーサルともまあ5位しか表現出来ず、 ネガを使ってもせいぜい7位しかプリントには出ません。 ネガのラチチュードが広いと言っても、 プリント(モニターも含む)媒体が表現し得るダイナミックレンジは限られているので、 取り込んだ階調の全てをプリント出来る訳ではない訳です。 ところが──。 S3プロの場合、取り込んだ8のダイナミックレンジを、 強引にプリント出来る7の中に押し込むことも、 ネガ同様に上下を切り捨てて7にプリントしたり、 もっとダイナミックレンジの狭いリバーサルや、 他のデジカメ程度にすることも出来ます。 元々デジカメの利点は、このプリント時のダイナミックレンジ変換 (要はトーンカーブの制御)が可能な点ですが、 元のダイナミックレンジが広い分、出来ることの幅は広くなり、 これは大きな利点と言えるでしょうね──。 で、ダイナミックレンジが明るい方に広がるとはどういうことかと言えば、 暗い建物を撮った。 空が写っていた。 他のカメラだと、白い雲や太陽が飛んでいた。 S3プロだと、太陽が見える写真が撮れた。 そんな感じ──。 ま、カメラ選びなんて、 どこに利点を見つけて、どれを選ぶかですよね。 画素数で本当にSD11で他のデジタル一眼レフに並んでくれれば、 解像力の魅力でも、六十万円以上するカメラ並になるので、 嬉しいのですが‥‥。 ちょっと一時頓挫してしまったSDEFプロジェクトが再開してくれれば、 マウントの問題もなくなって、益々私に取っても敷居が下がるのですが‥‥。 そもそもSD11(乃至SD7)が出るのは何時なんだ(のの)? 取り敢えず、SD11が、物凄く使い易い物になっていることを祈っておりまする。 シャッタースピードダイヤルをただのコマンドダイヤルにしてくれれば、 前ダイヤルを露出補正ダイヤルに振れる筈なんですけどねー‥‥。
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