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確かに表現階調が256しか無いこと自体も問題ですが、 もっと問題なのは、モニターや紙に印刷した時の表現『領域』が、 何にも変わっていないことです。 と言いますか、階調は256のままでも、この表現『領域』が広くなれば、 モニターや紙媒体の方の『ダイナミックレンジ』が広くなったことになります。 ダイナミックレンジが広がるとは、階調が増えることではなく、 0の下、256の上が出来るということですからね。 で、モニター等の表現『領域』はそのままで、 データの表現『領域』が広くなるとどうなるかというと、 画像が眠くなります(-_-:)。 だもんで、実際の画像が出てくるまでは、 正直言ってS3プロの画像には期待していませんでした。 結果としては、その辺を上手いことバランスさせることに成功したようで、 富士フィルムさんやるなーと言うのが、個人的感想‥‥。 よくEOS1Dマーク2の画像は眠いとか言われますが、 データが内包しているダイナミックレンジに対して、 モニタや紙媒体が表現可能なダイナミックレンジが狭過ぎることに依る、 弊害ではないかと思います。 少なくともJPEGの画像に付いては、 素直にハイライト側は飛ばしてしまえば良かったものを‥‥(-_-)v-〜。 プロでJPEGで撮っている人が、多いということなんでしょうね。
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