PIE 日本写真学会セミナー
walz
28 Mar 13:05

「フォビオンX3センサーの実力を検証する」
エントリーしてまいりましたので簡単にご報告を

1、1ショットで唯一の垂直方向色分解方式であること
2、最大の特徴はローパスフィルターを搭載していないこと
 (SD14と3,300万画素デジパックと某2,400万画素機とでのチャートによる検証)
3、色分離・色再現性について
4、ダイナミックレンジは狭いか?
 (最大濃度3.3D{11絞り}の濃度チャートでのテスト検証{DP2})

  大まかにこの4点に絞って㈱電画 代取 早川氏による講演でしたー

  発表から7年、未だフォベオンのパフォーマンスは向上する余地がまだまだあり
  その可能性に期待している
  他社メーカー開発陣に対していかに自分たちが恥べき絵を作っているのか知るべきだてき
  過激なお話も・・・

  最後に質疑応答でフルサイズの可能性はあるのかとの質問に、
  可能だろうし、開発しているのではないか!と強くエールを送っておられました!

  きっとー社長の耳にも届いたことでしょう〜

Re: PIE 日本写真学会セミナー
しおん
28 Mar 17:53

walzさんWrote:
> 1、1ショットで唯一の垂直方向色分解方式であること
> 2、最大の特徴はローパスフィルターを搭載していないこと
>  (SD14と3,300万画素デジパックと某2,400万画素機とでのチャートによる検証)
> 3、色分離・色再現性について
> 4、ダイナミックレンジは狭いか?
>  (最大濃度3.3D{11絞り}の濃度チャートでのテスト検証{DP2})

それぞれ、結論的にはどの様な感じでしたか?

>   最後に質疑応答でフルサイズの可能性はあるのかとの質問に、
>   可能だろうし、開発しているのではないか!と強くエールを送っておられました!

もはやフルサイズは安価な汎用機市場になってしまいましたから、
いっそ中判サイズを作れば、ベイヤー補間処理の奇妙な正当化論に振り回されることも無く
ペンタやハッセルやマミヤに値売りして納められる様になるかも。。と。

しおんさんへ
walz
28 Mar 22:25

しおんさんWrote:
> それぞれ、結論的にはどの様な感じでしたか?

主にこの3点だと思いますがー

2、最大の特徴はローパスフィルターを搭載していないこと
 (SD14と3,300万画素デジパックと某2,400万画素機とでのチャートによる検証)

カラーモアレ・マトリックスモアレの影響がでないこととベイヤー演算をしてないことによる
ピクセル当たりの画質がSD14が他より優れていると言う説明で
見せられたチャートでもその差は歴然でしたー

3、色分離・色再現性について

フォベオンの色分解の悪さが欠点とされているが、特徴でもある色分解フィルターを頼らない所からの
演算回路や演算アルゴリズムの向上で進化するだろうとのことでした(希望的観測)
(9⇒10⇒14⇒15の様にゆっくりとなんだろうか?)

4、ダイナミックレンジは狭いか?
 (最大濃度3.3D{11絞り}の濃度チャートでのテスト検証{DP2})(1−21)

濃度チャートを見ながらの説明で、実測値2.7D(9絞り)まではクリアしており(1−19まで弁別している)
D3を除く大半のデジタル一眼レフとデータ上は大差ないとのことでした

> もはやフルサイズは安価な汎用機市場になってしまいましたから、
> いっそ中判サイズを作れば、ベイヤー補間処理の奇妙な正当化論に振り回されることも無く
> ペンタやハッセルやマミヤに値売りして納められる様になるかも。。と。

きっとベイヤー機種は販売上3,000万画素へとの高画素へ進むしかないでしょうがー
フォベオンはそれ以前にまだまだいっぱいやれること(やらなくてはいけないこと)があるでしょう〜
ある意味これからがすごく楽しみですね!(SD9の頃からそんなこと言っていたような?)

*SDのプロトタイプが2機種展示されておりましたがー素子はスクゥェアーでしたょ
 

Re: PIE 日本写真学会セミナー
maro
29 Mar 12:09

この講座はシグマさんが早川先生にお願いしたのではなく、早川先生が勝手に
(失礼)開いた講座だそうで、シグマさんとしては特に何か協力をしたわけで
はないそうです。

ただ、会場には山木社長もいた様で、「フルサイズセンサー」を振られた時には
苦笑していたとのことです。

ただ、私見ですがコストを考えなければいつでも作れる様な気はします。もちろ
んそれが売れなければ作っても仕方ないわけで、要はシリコンウェハーの価格と
不良を出さない生産技術が確立されればいつかは出てくると思います。

でも、今の時点でフルサイズ FOVEON センサーが出てきても使えるレンズは限ら
れていると思っています。

とりあえずは x1.5 で 1800 万画素あたりが次のステップの様な気がします。

Re: しおんさんへ
しおん
29 Mar 19:59

walzさんWrote:
> D3を除く大半のデジタル一眼レフとデータ上は大差ないとのことでした

有難うございます。まぁそういうところなんでしょうね(^^
ところで、D3のダイナミックレンジは広いのですか?

> きっとベイヤー機種は販売上3,000万画素へとの高画素へ進むしかないでしょうがー
> *SDのプロトタイプが2機種展示されておりましたがー素子はスクゥェアーでしたょ

平面で3000万画素を超えてくれば、RGBG→RGBW(RGB+ホワイト)にして、
周辺を巻き込んだ補間なんぞせずそのまま描画するとか、使えないでしょうかね。
無論、拡大表示させればモザイク模様ですが、どうせ高密度なわけですし(^^

スクエアなFoveonセンサーのは、やはり大型センサーを目指してるんでしょうか。。
コダックの中判市場とかを簡単に凌駕できそうな気配がします。

シグマさん、コンタックスのブランド名を買い取りませんかね。
コンタを買えば、G1スタイルでコンタブランドなマイクロフォーサーズを作り、
645デジタルにもFoveonを搭載して、とか。名実共に超一流品が作れますし。
これが難しくても、DP1ベースのマイクロフォーサーズボディとか
ペンタックス645デジタルへのFoveonの供給とか、実現すれば面白いんですけど。

maroさんWrote:
> でも、今の時点でフルサイズ FOVEON センサーが出てきても使えるレンズは限ら
> れていると思っています。

50mmF1.4、70mm他マクロ全般、100-300F4等の重量級、は、大丈夫として、
広角からの標準ズーム、24-70でしたっけ。あれが大丈夫であれば、もう充分かも。
この中で落第点を取る様なレンズがあれば、シグマさんも苦労が絶えませんね。
12-24は落第点を取るだろうなと確信気味ですけど(^^;

> とりあえずは x1.5 で 1800 万画素あたりが次のステップの様な気がします。

この辺りで私は充分かもしれません。2400万画素まではOKですけど(^^
それよりS/Nと感度さえ充実させていただければ。あるいはSPPの改良でもOKです。
今回はとにかく、SPP3.5とやらに滅茶苦茶に期待しております。

Re: Re: PIE 日本写真学会セミナー
TS
30 Mar 12:08

maroさんWrote:
> ただ、私見ですがコストを考えなければいつでも作れる様な気はします。もちろ
> んそれが売れなければ作っても仕方ないわけで、要はシリコンウェハーの価格と
> 不良を出さない生産技術が確立されればいつかは出てくると思います。
>
> でも、今の時点でフルサイズ FOVEON センサーが出てきても使えるレンズは限ら
> れていると思っています。
>
> とりあえずは x1.5 で 1800 万画素あたりが次のステップの様な気がします。
>
上記、maroさんのご意見、全面的に同感です。
SD15、今更無理かもしれませんが、X1.5化してほしいものです。(15つながりでゴロもいいですし(笑))